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△ [16p-Z14-5] SnPc の吸着による Au(111)ショックレー状態のラシュバ分裂の変化
キーワード:ラシュバ分裂、角度分解光電子分光 (ARPES)、有機分子
貴金属(111)面のショックレー状態はスピン軌道相互作用によってスピン分裂する(ラシュバ分裂)事が知られている。ラシュバ分裂が生じる系を利用した応用的研究がこれまでになされており、デバイスなどの性能を左右するラシュバ分裂の分裂幅の制御は重要なテーマである。本研究では分裂幅を増強する事が予想されるシャトルコック型フタロシアニンのSnPcをAu(111)に吸着させ、ショックレー状態の変化を観察した。