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[16p-Z16-11] ESR装置用スピン定量マーカーの検討研究
キーワード:電子スピン共鳴、スピン定量マーカー
ESR法は不対電子が検出でき、原理的には定量評価も可能だが、スピン量が既知の試薬をその都度調整する必要がある。この試薬は室温で不安定、線幅が広く目的の信号と重なる等の問題点があり、高精度の定量が困難である。1次標準試料でスピン量校正可能であり、室温で安定且つ線幅が狭く単純な信号として、AlCl3・6H2OとCO(NH2)2の熱反応で生成するAlN中に検出されるESR信号に着目し、2次標準試料としての可能性を検討した。