2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[16p-Z21-1~15] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年3月16日(火) 13:30 〜 17:45 Z21 (Z21)

手老 龍吾(豊橋技科大)、三宅 丈雄(早大)、田中 あや(NTT物性基礎研)

14:00 〜 14:15

[16p-Z21-3] PDMS表面における脂質膜の自発展開

彭 祖癸1、榛葉 健太2、宮本 義孝3,1、八木 透1 (1.東工大、2.東大、3.成育医療センター)

キーワード:脂質二重膜、自発展開法、表面プラズマ処理

脂質膜は両媒性のリン脂質分子からなる分子膜である.膜タンパク質と高い親和性を持つため,バイオセンサの基板材料として期待されている.脂質膜の作製手法として,固体表面にリン脂質を付着させて界面の相互作用によって脂質膜を形成する自発展開法がある.自発展開法は集積度の高い脂質膜を簡単に作製が可能な手法として注目されている.本報告では,プラズマ処理によって表面処理されたポリジメチルシロキサン(PDMS)基板上で自発展開法を行い,PDMS基板の表面性質が展開する脂質膜に及ぼす影響を検討する.