2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[16p-Z22-1~15] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年3月16日(火) 13:30 〜 17:45 Z22 (Z22)

宇野 重康(立命館大)、加治佐 平(徳島大)、當麻 真奈(東工大)

16:00 〜 16:15

[16p-Z22-10] LSPRを利用した単細胞分泌物検出のためのナノ・マイクロ融合構造基板の開発

小原 亜均1,2、寺田 侑平1,2、齋藤 真人1,2、高松 漂太3、民谷 栄一2,4 (1.阪大院工、2.産総研・先端フォトバイオ、3.阪大院医、4.阪大産研)

キーワード:LSPR、単細胞、サイトカイン

単一細胞レベルでのIL−6分泌の網羅的解析が病態理解において重要である。また、局在型表面プラズモン共鳴(LSPR)はラベルフリーかつリアルタイムに標的分子検出が可能である。本研究では2段階のナノインプリントを行うことでLSPR金ナノ構造とマイクロウェル構造を同時に有する基板を作成することに成功した。さらに融合構造基板を用いて、単一細胞のトラッピング諸条件を導出するとともに、細胞周辺でLSPRピークシフトが確認でき、単一細胞レベルでの分泌物検出が可能であると示唆された。