2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[16p-Z24-1~18] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2021年3月16日(火) 13:30 〜 18:15 Z24 (Z24)

浅川 直紀(群馬大)、山本 洋平(筑波大)

17:45 〜 18:00

[16p-Z24-17] 歯科修復材料を指向したハイドロキシアパタイト被覆セルロースナノ結晶の作製

嶋田 隆一朗1、佐藤 亮太1、有田 稔彦2、増原 陽人1,3 (1.山形大院理工、2.東北大多元研、3.山形大有機材料シスセ)

キーワード:セルロースナノ結晶、ハイブリッド材料、生体材料

コンポジットレジンは約60年前に導入されて以来、歯科修復材料として主流となっているが、低機械的強度や残存モノマーによる粘膜の刺激などの課題が残されている。そこで、これらの課題を解決するために、高機械的強度かつ無毒性であるセルロースナノ結晶表面に、歯のエナメル質の97%を占めるハイドロキシアパタイトを被覆した複合材料を作製することで、既存の歯科材料の課題を解決し得ると考えた。