[16p-Z28-1~21] 2.2 検出器開発

△ [16p-Z28-6] BNCTにおけるPVA-GTA-Iゲル線量計を用いた2次元線質弁別評価に関する研究

〇柿本 有貴¹、林 慎一郎²、高田 卓志³、田中 浩基³、櫻井 良憲³ (1.京大工、2.広島国際大、3.京大複合研)

キーワード：ゲル線量計

ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy：BNCT)はホウ素10(¹⁰B)と熱中性子による核反応を用いた放射線治療法である。BNCTの照射場は中性子とγ線の混在場であり、照射場においてそれぞれを弁別し評価することが求められている。また、現在は電離箱などでの点による評価が行われているがBNCTの高度化には2次元での評価が必要である。そこで、BNCTの照射場特性評価としてPVA-GTA-Iゲル線量計を用いた(1)2次元的評価、および(2)中性子・γ線弁別評価について検討した。