[16p-Z32-1~16] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

△ [16p-Z32-9] Ge系増感型熱利用電池における酸化還元反応のin-situ観察

〇樋田 圭晴¹、磯部 敏弘¹、中島 章¹、松下 祥子¹ (1.東工大材料)

キーワード：再生可能エネルギー、熱励起電荷、熱エネルギー変換

増感型熱利用電池(STC)は、色素増感型太陽電池の色素の光励起を半導体の熱励起に替え、酸化還元反応を促進させることで発電する新しい熱電変換システムである。現在、Ge半導体と銅イオン電解液を組み合わせたSTCにおいて、80℃での発電および発電後の熱源放置による性能の回復が確認されている。しかし、酸化還元反応を直接観察できた例はない。今回、発電時における銅イオンの色変化を利用し、酸化還元反応の直接観察を試みた。