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[16p-Z33-4] 金属伝導を示すTi2O3薄膜
キーワード:金属絶縁体転移、酸化物薄膜、パルスレーザ堆積法
コランダム型構造を持つTi2O3は、バルク体では450 K付近で温度幅の広い金属絶縁体転移(MIT)を示す。本研究では、速度論的平衡の強いパルスレーザ堆積法を用い、高温と低温の2つの温度でTi2O3薄膜を合成した。その結果、低温で合成した薄膜では、バルク体とは異なりMITの消失と金属伝導が観測された。講演では、これらバルクと異なる電子物性発現の起源について考察する予定である。