2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[16p-Z35-1~8] 9.5 新機能材料・新物性

2021年3月16日(火) 13:30 〜 15:45 Z35 (Z35)

河底 秀幸(東北大)、矢野 力三(名大)

13:30 〜 13:45

[16p-Z35-1] 単一元素で構成されるトポロジカル絶縁体α-Snにおける高移動度表面状態及びバルク状態の量子伝導

〇(M2)高瀬 健吾1、Le Duc Anh1,2,3、瀧口 耕介1、田中 雅明1,4 (1.東大電気、2.東大総合研究機構、3.JSTさきがけ、4.東大CSRN)

キーワード:トポロジカル絶縁体、α-Sn、量子振動

本研究では、分子線エピタキシー法を用いて高品質な3次元トポロジカル絶縁体α-Sn薄膜(9.2 nm)をInSb(001)基板上に成膜し、その量子伝導を調べた。軽いサイクロトロン質量(~ 0.035 m0)と非自明なベリー位相(~ -0.62π)を持つα-Snの高移動度表面状態(~ 24000 cm2/Vs)と、α-Snの重い正孔状態が得られた。加えて、α-Snのバンド構造の膜厚依存性を調べた。