2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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[17a-P01-1~6] 3.1 光学基礎・光学新領域

2021年3月17日(水) 09:00 〜 09:50 P01 (ポスター)

09:00 〜 09:50

[17a-P01-3] 環状集光アンテナ間光励起エネルギー移動における禁制準位間相互作用の全量子論的解析

岡 寿樹1、鹿野 隆介2 (1.北里大理、2.新潟大自然研)

キーワード:エネルギー移動、光学禁制準位、励起子

人工ナノ構造を用いたナノ光デバイス応用においては,自然界における光合成系エネルギー移動を模倣することが高速エネルギー移動(ET)を実現する最も効率的な方法の一つと考えられる.本研究では,紅色光合成細菌のLH2内B850-B850間ETを対象に,環状集光アンテナに形成される光学禁制励起子準位の役割について理論的に考察し,光学禁制準位がB850-B850間ETにおいて高速化に寄与していることを示す.