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[17a-Z06-2] 単分子熱起電力の機械的変調
キーワード:ブレイクジャンクション、走査型トンネル顕微鏡、熱起電力
ブレイクジャンクション法を用いて金電極間に単分子接合を作製し、機械的に分子−金属間の界面構造を変化させることで、熱起電力の機械的変調性について調べた。フラーレン(C60)と4,4’-ビピリジン(BPY)をターゲット分子として用いた。機械的外力により電極間距離を短くするにつれ、ゼーベック係数の絶対値はBPYでは減少し、C60では増加した。外力誘起の分子軌道エネルギー変化により、単分子の熱電能が変化することが分かった。