[17a-Z11-1~12] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

[17a-Z11-4] フォトンカウンティグCTを用いたリチウム二次電池の充放電反応分布の計測

〇櫻井 浩¹、鈴木 駿太¹、星 和志¹、鈴木 宏輔¹、渡部 大記¹、大野 由美子²、取越 正己³ (1.群馬大理工、2.群馬県民健康科学大、3.国際科学技術センター)

キーワード：photon counting CT、リチウムイオン電池、反応分布

VL2020 コイン型リチウム2次電池をエネルギー分解検出器を有するフォトンカウンティングCTを用いて測定し、30-100KeVのX線線減弱係数のエネルギー情報（エネルギースペクトル）を有するCT像を撮影した。X線線減弱係数エネルギースペクトルを解析し、電池内部の実効原子番号および実効密度の分布を得た。これらの実効原子番号、実効密度は充放電によって変化した。また、変化の仕方は同じ電極内でも場所によって異なった。これらは、フォトンカウンティングCTを用いたリチウムイオン電池内部の充放電反応分布の評価が可能性であることを示唆する。