10:00 〜 10:15
[17a-Z11-5] 高次情報を持つフォトンカウンティングX線CT情報のAR表現
キーワード:AR、拡張現実
現在、医療分野において、3D-X線CT撮像技術による検査技術は急速に進歩している。フォトンカウンティング型X線CTではノイズの少ない画像の撮像や、X線フォトンのエネルギー弁別により物体内部構造の材質識別が可能である。医療従事者が、増加した情報量から必要な情報のみを整理し理解できるように、3D-X線CT撮像にAR技術を加え、データを直感的に理解し、スマートフォンといったデバイスで利用できるシステムの開発を試みた。結果として、AR技術を利用することで対象物の任意の断面画像を2π角から確認(対象物の内部を任意の角度、奥行き方向で確認)でき、人間の目で観察しづらい対象物の内部を技術者が直感的に把握できるようになった。