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[17a-Z15-2] DCプラズマCVDで合成されるa-C:H膜における表⾯増強ラマン分光と通常ラマン分光結果の比較
キーワード:DLC、DCプラズマCVD、表面増強ラマン分光法
DLC膜の最表面構造は膜全体の平均的構造とは異なるとされる.そこで表面増強ラマン分光法と通常のラマン分光法により,異なる印可電圧下で成膜されたa-C:H膜の最表面構造と内部の平均的構造とを比較した.その結果,水素含有率とI(D)/I(G)は膜最表面の方がより大きかった.膜全体では印加電圧の増加に伴い水素含有率が減少し,I(D)/I(G)は増加する一方で,膜最表面ではそのような相関は見られなかった.