2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.2 カーボン系薄膜

[17a-Z15-1~7] 6.2 カーボン系薄膜

2021年3月17日(水) 10:00 〜 11:45 Z15 (Z15)

赤坂 大樹(東工大)

10:15 〜 10:30

[17a-Z15-2] DCプラズマCVDで合成されるa-C:H膜における表⾯増強ラマン分光と通常ラマン分光結果の比較

〇(M1)岩井 綾星1、上坂 裕之2、野老山 貴行3、中島 悠也3,4、古木 辰也2、梅原 徳次3 (1.岐大院自然、2.岐大工、3.名大院工、4.富士電機)

キーワード:DLC、DCプラズマCVD、表面増強ラマン分光法

DLC膜の最表面構造は膜全体の平均的構造とは異なるとされる.そこで表面増強ラマン分光法と通常のラマン分光法により,異なる印可電圧下で成膜されたa-C:H膜の最表面構造と内部の平均的構造とを比較した.その結果,水素含有率とI(D)/I(G)は膜最表面の方がより大きかった.膜全体では印加電圧の増加に伴い水素含有率が減少し,I(D)/I(G)は増加する一方で,膜最表面ではそのような相関は見られなかった.