11:00 AM - 11:15 AM
△ [17a-Z20-7] Complex-conductivity analyses in high-Tc superconductor-ferromagnet bilayer films by terahertz time-domain spectroscopy
Keywords:superconducter, terahertz time-domain spectroscopy
超伝導体‐強磁性体(S/F)界面の近接効果によって、強磁性層から超伝導層に交換磁場が侵入し、超伝導層内に局所的にスピン分裂が発生する[1]。この現象はs波超伝導体‐強磁性絶縁体において精力的に研究が行われてきた。一方、d波超伝導体‐強磁性絶縁体においては十分になされていない。今回我々は、パルスレーザー蒸着法によりLSAT基板上にYBCOおよびPCMOエピタキシャル膜を育成した試料について、テラヘルツ時間領域分光法(THz-TDS)による面内複素伝導率の測定を行った。YBCO単層膜およびPCMOの厚さの異なる2層膜試料との結果を比較し、複素導電率について議論する。