2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[17a-Z24-1~9] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2021年3月17日(水) 09:30 〜 11:45 Z24 (Z24)

堀家 匠平(産総研)

11:00 〜 11:15

[17a-Z24-7] 粒子共存重合法によるイオン液体被覆core-shell型ナノ粒子の開発と三次元プロトン伝導経路の構築

〇(M2)田端 恵介1、野原 智裕1、有田 稔彦2、増原 陽人1,3 (1.山形大院理工、2.東北大多元研、3.山形大有機材料シスセ)

キーワード:高分子電解質膜、イオン液体、高分子被覆ナノ粒子

幅広い湿度環境下でプロトン伝導性を有したNafion®を代替しうる電解質膜を開発するため、粒子共存重合法を援用し、シリカナノ粒子表面にポリビニルホスホン酸/イミダゾールを被覆したcore-shell型粒子を作製した。Core-shell型粒子は、60℃, 95% RHで10-3 S cm-1以上の良好なプロトン伝導性を有し、50–95% RHの幅広い湿度環境下でもプロトン伝導性を示した。