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[17p-P03-4] 既設通信ケーブルを用いた光ファイバ分布型音響センサによる振動測定
キーワード:光ファイバセンサ、光ファイバ分布型音響センサ
光ファイバ分布型音響センサ(DAS)は、パルス光を光ファイバに入射し、その後方レイリー散乱光の強度や位相を観測することで、光ファイバに発生した伸縮による歪みを数m間隔のサンプリングで最長100 kmまで測定することができる。DASは主に構造探査やパイプラインの監視などの分野で 活用され ており、近年では分布的に振動を測定できることから新しい地震観測の手法として注目されている。また既設の通信用光ファイバを利用して、道路や建築物のヘルスモニタリングなども検討されている。本発表では静岡大学静岡キャンパス内に敷設されていた光ファイバを利用して行った振動観測についての結果を報告する。