[17p-Z09-1~10] 革新的走査型プローブ顕微鏡技術で拓くナノプローブ生命科学の新展開

[17p-Z09-8] ナノニードルで解き明かすがん細胞のメカニクス

〇中村 史^1,2、山岸 彩奈^1,2 (1.産総研細胞分子工学、2.東農工大院工)

キーワード：AFM、ナノニードル、がん細胞

我々はAFM探針を直径200 nm、長さ10 µm以上の高アスペクト比の針状に加工したナノニードルを用いて細胞の解析を行う技術を開発してきた。抗体修飾したナノニードルを用いることで細胞内の中間径フィラメント（IF）の量を半定量的に評価する手法を開発した。またさらに抗体修飾ナノニードルを用いた繰り返し引張試験によりIFの可動性を評価することで、がん細胞の浸潤における細胞骨格の機械的機能の一端を明らかにした。