2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

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[17p-Z10-1~5] 固体量子センサの現状と将来展望

2021年3月17日(水) 14:00 〜 17:35 Z10 (Z10)

水落 憲和(京大)、山崎 聡(金沢大)

14:40 〜 15:20

[17p-Z10-2] 蛍光ナノダイヤモンド量子センサの温度計測と生体計測応用

藤原 正澄1 (1.阪市大院理)

キーワード:ナノダイヤ

我々は固体量子センサである蛍光ナノダイヤモンドを用いた温度計測の技術開発を行ってきた。特に細胞などの生体試料温度計測に焦点をあてた研究をこれまで行ってきており、繊細な幹細胞などのin vitro系や、より生体本来の機能を計測する線虫C. elegans内でのin vivo計測を行ってきた。これらの生体計測応用ではセンサ性能の向上以外にも、毒性評価や試料ハンドリングの向上など様々な周辺技術が必要となる。本講演では我々の最近の研究を紹介すると共に、量子センサの応用利用と物性研究のインタープレイや今後の生体応用における課題を議論する。