15:20 〜 16:00
[17p-Z10-3] ダイヤモンドNV中心の高転換効率化への取り組みの現状
キーワード:ダイヤモンド、NV中心、照射法
室温動作の固体量子センサとして有望なスピン欠陥であるダイヤモンド中のNV中心を形成する方法は、結晶合成法と照射法に大別できる。前者では、ダイヤモンド単結晶の合成中に導入されるP1中心(炭素を置換した格子位置の孤立した不純物窒素)の一部がNV中心となる。一方、後者の照射法は、電子線やイオンといった粒子線を用いてダイヤモンド中にNV中心を増やすことが可能である。我々は、結晶合成法と照射法を組み合わせることで高い転換効率を目指している。本発表では、高い転換効率へ向けた取り組み及び今後の課題を議論する。