[17p-Z12-1~12] グラフェン研究の進展と今後の展望～ノーベル物理学賞受賞から10年～

[17p-Z12-10] グラフェン高周波トランジスタの開発状況と課題

〇舘野 泰範¹、三橋 史典¹、足立 真寛¹、山本 喜之¹、中田 健¹ (1.住友電工)

キーワード：グラフェン、高周波トランジスタ

その優れたキャリア輸送特性から、グラフェンをチャネル材料に用いたグラフェントランジスタは、次世代の高速大容量通信のキーコンポーネントとして期待され、研究開発が進められている。しかし、グラフェンは極めて高いキャリア移動度を持つものの、トランジスタとしては、移動度から期待されるほどには高い周波数特性がまだ実現できていない。本講演では、高周波デバイスを実現するためにグラフェンが克服すべき課題を整理し、その課題解決に向けた研究開発の動向を紹介したい。