2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

[17p-Z15-1~19] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

2021年3月17日(水) 13:30 〜 18:45 Z15 (Z15)

小栗 和也(東海大)、佐藤 正志(東海大)、藤井 克司(理研)

13:45 〜 14:00

[17p-Z15-2] β-FeSi2/TiO2複合粒子の作製条件と光触媒効果による水分解特性

秋山 賢輔1,2、本泉 佑1、長沼 康弘1、舟窪 浩2、入江 寛3 (1.神奈川産技総研、2.東工大院物質、3.山梨大クリーンエネ研)

キーワード:半導体複合粒子、光触媒、水分解

水分解系の光触媒材料において変換効率向上のために材料・システムが探索されている。このような背景の中H2発生光触媒とO2発生光触媒を接合させた二段階励起型の水分解系が提唱されるが、作製が困難とされており報告例は殆ど無い。しかし半導体ヘテロ接合構造は、光電変換デバイスにおいて効率的な光吸収、光励起キャリアの分離を可能にして高効率の太陽電池を実現しており、光触媒材料においてもヘテロ接合構造による変換効率の向上が期待できる。本発表ではルチル型酸化チタン粉末を用い、その表面にβ-FeSi2ナノ結晶粒を合成した複合粒子の作製、及び純水中における光照射下での水素、及び酸素発生を報告する。