2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[17p-Z24-1~14] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2021年3月17日(水) 13:30 〜 17:15 Z24 (Z24)

吉田 浩之(阪大)、増原 陽人(山形大)、井上 曜(防衛大)、江良 正直(佐賀大)

17:00 〜 17:15

[17p-Z24-14] 架橋性官能基を有する新規配位子によるペロブスカイトナノ結晶の作製とその薄膜の安定化

〇(B)木村 汰勢1、大下 直晃1、山門 陵平2、浅倉 聡2,3、千葉 貴之4,5、増原 陽人3,4 (1.山形大工、2.山形大院有機シス、3.山形大有機材料シスセ、4.山形大院理工、5.伊勢化学)

キーワード:ペロブスカイト量子ドット、配位子支援再沈殿法、リガンドエンジニアリング

ペロブスカイトナノ結晶(PeQDs)には配位子の脱離に伴う光学特性の容易な低下という課題がある。本研究では配位子の架橋による配位子の脱離防止と擬似的なシェル層の形成を目的とし、架橋性官能基を有する新規配位子を合成した。配位子支援再沈殿法により高性能 PeQDsを作製し、これを成膜後、紫外線の照射により配位子同士を架橋することによって、高い光学安定性を 有する膜の作製に成功した。