2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[17p-Z31-1~15] 3.11 フォトニック構造・現象

2021年3月17日(水) 13:15 〜 17:30 Z31 (Z31)

太田 泰友(東大)、角倉 久史(NTT)、高橋 和(大阪府立大)

15:15 〜 15:30

[17p-Z31-8] 大面積単一モード動作条件の解析解に基づき設計した3mmΦフォトニック結晶レーザーの発振特性解析

和泉 孝紀1、吉田 昌宏1、井上 卓也1、勝野 峻平1、De Zoysa Menaka1、石﨑 賢司1、野田 進1 (1.京大院工)

キーワード:フォトニック結晶、フォトニック結晶レーザー、半導体レーザー

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は活性層近傍に設けた2次元フォトニック結晶のバンド端共振効果を活用した大面積面発光型半導体レーザーである.我々は,PCSELの大面積・高輝度動作に適した二重格子フォトニック結晶共振器を提案し,1 mmΦデバイスにおいて,650 MWcm-2sr-1の高輝度動作に成功している.さらに最近,3 mmΦの超大面積PCSELの開発に取り組んでおり,室温パルス動作において,150 W超の高ピーク出力動作に成功し,ビーム品質M 2として4 ~ 7程度という優れた値が得られている.今後,このような超大面積PCSELの更なるビーム品質向上には,格子点構造の深化・最適化が重要となる.今回,超大面積単一モード動作条件の解析解に基づき設計した、二重格子構造を用い,その発振特性解析を行ったので報告する.