2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[18a-P01-1~9] 3.8 光計測技術・機器

2021年3月18日(木) 09:00 〜 09:50 P01 (ポスター)

09:00 〜 09:50

[18a-P01-3] 外部光変調器を用いた電子式キャビティリングダウン分光分析器

阪口 航1、前田 佳伸1 (1.近大院総合理工)

キーワード:外部光変調器、電子式キャビティリングダウン分光法

光吸収による分光分析の感度を向上するには、 吸光度が濃度一定時に光路長に比例するLambertBeer の法則より光路長を長くする必要がある。2枚の高反射率ミラー(反射率:99.9 %)を用いてレーザー光をセル内に閉じ込めることで高感度な濃度測定が行える光学式キャビティリングダウン分光法 (Cavity Ring-Down Spectroscopy: CRDS)が存在する。高感度で有用であるが、精密な光軸調整が必要なことが課題となっている。我々は、レーザーダイオードとフォトダイオード一対および遅延回路を用いたミラーレスの電子式 CRDS装置を提案している。 しかし、従来の電子式 CRDS 装置では LD を直 接変調しており、その際に注入電流による波長の変化が存在していた。本研究では外部光変調器を用いて LD 波長一定の電子式 CRDS を実現した。