11:00 〜 11:50
[18a-P04-4] フェライト磁石により発生させた広い磁場空間内での磁気異方性測定
キーワード:反磁性異方性、磁気回転振動、微小重力
先行研究では、μց 空間に小さな単結晶を浮遊させネオジム磁石による均一磁場を印加し、結晶の磁気的安定軸が磁場に対し調和振動する周期τから、試料質量を用いずにΔχを検出した。ただし結晶を回転振動させる均一磁場空間がφ~1cm 以下であるため結晶が空間の外へ移動してしまい、計測の成功率は20%以下に留まっていた[3]。
本研究ではフェライト磁石のプレート(10cm x 5cm x 1cm)2 枚により、φ~3 ㎝の空間内にB =0.051T の均一磁場を発生させ、その中で試料をμg 持続時間の間、浮遊させることに成功した。これによりτ計測の成功率が格段に向上した。
本研究ではフェライト磁石のプレート(10cm x 5cm x 1cm)2 枚により、φ~3 ㎝の空間内にB =0.051T の均一磁場を発生させ、その中で試料をμg 持続時間の間、浮遊させることに成功した。これによりτ計測の成功率が格段に向上した。