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[18a-Z06-7] 光電子計測を用いた金属探針先端における中赤外近接場の波形計測
キーワード:走査型トンネル顕微鏡、中赤外、近接場
光パラメトリック増幅器(OPCPA)の基本波(パルス幅~ 8.5 fs)を30 µm厚のGaSe結晶を用いて発生させたサブサイクル中赤外パルスを走査トンネル顕微鏡の探針に照射し、探針先端に生じる近接場の時間波形をポンププローブ法により計測する方法を構築した。得られた波形は包絡線の時間幅が約53 fsであり、光駆動STMの時間分解能の大きな向上が期待される。