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[18a-Z09-7] 温度無依存テラヘルツQPMの可能性
キーワード:テラヘルツ波、疑似位相整合、複屈折
本研究では、来るべき大強度テラヘルツ波の波長変換に向けたデバイスの検討を行った。水晶はテラヘルツ領域でΔ0.04程度の複屈折を有しており、その屈折率の周波数依存性をセルマイヤーの式を用いてモデル化することができた。屈折率、吸収係数ともに温度にほぼ依存せず、100 Kから室温までの広い温度範囲で安定であることがわかった。テラヘルツ領域でのQPM周期を計算したところ全測定温度域で数百µmオーダーと求められた。