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[18a-Z12-1] 発光イメージングを用いたミュオンビームの分布計測
キーワード:ミュオン、光イメージング、チェレンコフ光
ミュオンは素粒子の一つで、加速器で大量に発生させることが可能になり、すでに様々な研究に利用されているが、将来的には放射線治療に使われる可能性もある。ミュオンビームを効率良く利用するには、ビームの強度や分布を精度よくモニターする必要がある。ミュオンビームをイメージング技術の応用により可視化することができれば、多くの情報を簡便に得られる可能性がある。そこで高感度CCDカメラを用いてミュオンビームが崩壊してできる高エネルギー陽電子のイメージングを試みた。その結果、楕円形に分布する鮮明なチェレンコフ光画像を得ることに成功した。またプラスチックシンチレータを用いて撮像したところ、崩壊前のミュオンビームの分布をイメージングすることもできた。今後、ミュオンビームの精度管理や素粒子研究、将来的なミュオン放射線治療など、広い分野への応用が期待される。