[18a-Z12-1~11] 2.5 医用応用

△ [18a-Z12-6] ホウ素中性子捕捉療法のための改良型γ線テレスコープシステムによる腫瘍部/正常部弁別可能性の実験的検証

〇(M2)松永 ひかる¹、櫻井 良憲²、田中 浩基²、高田 卓志²、鈴木 実² (1.京大院工、2.京大複合研)

キーワード：ホウ素中性子捕捉療法、BNCT

改良型γ線テレスコープシステムは、粒子線治療の一種であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)における線量評価の高度化の一環として京都大学研究炉(KUR)のBNCT用中性子照射場に設置されたものである。本システムによる腫瘍部および正常部の弁別可能性についてファントム実験により評価を行った。ファントム内で模擬した腫瘍部および正常部の¹⁰B濃度に約8.4倍の差があった場合、弁別測定が期待できることを明らかにした。