[18p-P05-1~30] 2 放射線(ポスター)

[18p-P05-30] 二重β崩壊実験への応用を企図した6フェニルヘキサン酸修飾ZrO₂ナノ粒子装荷液体シンチレータの開発

〇渡邊 晶斗¹、間木 ありさ¹、横 哲¹、成 基明¹、笘居 高明¹、阿尻 雅文¹、林 大和¹、越水 正典¹、藤本 裕¹、浅井 圭介¹ (1.東北大)

キーワード：シンチレータ、ナノ粒子、水熱合成

素粒子物理学の重要な課題であるニュートリノレス二重b崩壊の存否検証のために，線源核種が多量装荷され，かつシンチレーション光を阻害しない，液体シンチレータの開発が求められる．そこで我々は，液体シンチレータ中への当該金属含有ナノ粒子の高濃度分散を案出し，ナノ粒子の亜臨界水熱合成を行ってきた．この合成過程においてナノ粒子表面の有機修飾を行うことで，当該ナノ粒子の有機相への分散性の向上が期待される．本研究では，線源核種である⁹⁶Zrの装荷を企図して，有機修飾ZrO₂ナノ粒子を行った．その際の合成温度条件の検討および作成したナノ粒子装荷シンチレータの性能評価を行った．