2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[18p-P05-1~30] 2 放射線(ポスター)

2021年3月18日(木) 15:00 〜 15:50 P05 (ポスター)

15:00 〜 15:50

[18p-P05-4] Glass GEMを用いた重粒子線ビームの線量分布イメージングと密封チャンバの検討

藤原 健1、古場 裕介2、三津谷 有貴3、川原 秀斗4、中村 吏一朗4、張 維珊2、前畑 京介5 (1.産総研、2.放医研、3.東大工、4.九大工、5.帝京大)

キーワード:Glass GEM、重粒子線、放射線治療

粒子線治療において、治療前にQuality Assuranceの一環として、治療計画に基づき線量分布を正確に計測することが求められる。炭素線のような高LET放射線の線量分布の計測には、クエンチ効果がない検出器として電離箱が一般的に用いられていたが、スポットスキャニング法のように近年のより複雑化した線量分布に対応するためにはより空間分解能の高い検出器が望まれるようになった。我々はマイクロパターンガス検出器と蛍光比例計数管の原理を組み合わせた2次元の線量分布測定用検出器を開発した。本講演ではこれでまでの検出器開発の概要と、重粒子線の測定結果、密封チャンバの検討状況について述べる。