[18p-Z08-1~18] 3.12 ナノ領域光科学･近接場光学

[18p-Z08-3] シクロデキストリン保護金ナノ粒子の自己組織化膜を用いた表面増強ラマン散乱

〇齋藤 滉一郎¹、Keegan Mcghee²、則包 恭央¹ (1.産総研 電子光、2.Univ. Bordeaux)

キーワード：プラズモン共鳴、金ナノ粒子、シクロデキストリン

β-シクロデキストリン（β-CD）で保護された金ナノ粒子は、β-CDの分子捕捉機能によってナノ粒子表面に異種分子を吸着させることが可能であることから注目を集めている。この性質は分子選択的な増強ラマン散乱に応用できるが、感度向上に必要な粒径制御についてはこれまで報告されていなかった。本発表では、CD保護金ナノ粒子の合成におけるサイズ制御と、サイズ制御された粒子の自己組織化膜が示す増強ラマン散乱について報告する。