2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[18p-Z22-1~15] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年3月18日(木) 13:30 〜 17:45 Z22 (Z22)

田中 徹(東北大)、横田 知之(東大)、横式 康史(東工大)

14:30 〜 14:45

[18p-Z22-5] PVC膜型非標識Ca2+イメージセンサの出力応答改善に向けたCa2+検出特性の検討

〇(DC)土井 英生1、堀尾 智子1、崔 容俊1、高橋 一浩1、野田 俊彦1、澤田 和明1 (1.豊橋技科大)

キーワード:細胞外カルシウム、可塑化PVC膜、半導体イメージセンサ

可塑化PVCを応用したCa2+感応膜溶液の塗布量を変化させることで膜厚の異なるPVC膜型Ca2+イメージセンサを製作し,Ca2+検出特性を検討した.その結果,Ca2+濃度に対するセンサの出力応答は膜厚に依存して向上し,感応膜の膜厚が45 µm程度になると理論感度(29.6 mV/decade)とほぼ同程度の出力感度でCa2+検出が可能であることを確認した.Ca2+出力感度は従来の18%程度向上したことにより細胞外Ca2+の時空間分布をより明瞭に可視化できる可能性を示した.