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[18p-Z22-5] PVC膜型非標識Ca2+イメージセンサの出力応答改善に向けたCa2+検出特性の検討
キーワード:細胞外カルシウム、可塑化PVC膜、半導体イメージセンサ
可塑化PVCを応用したCa2+感応膜溶液の塗布量を変化させることで膜厚の異なるPVC膜型Ca2+イメージセンサを製作し,Ca2+検出特性を検討した.その結果,Ca2+濃度に対するセンサの出力応答は膜厚に依存して向上し,感応膜の膜厚が45 µm程度になると理論感度(29.6 mV/decade)とほぼ同程度の出力感度でCa2+検出が可能であることを確認した.Ca2+出力感度は従来の18%程度向上したことにより細胞外Ca2+の時空間分布をより明瞭に可視化できる可能性を示した.