[19a-Z16-1~7] 9.3 ナノエレクトロニクス

△ [19a-Z16-3] 単層Feナノドットアレイ単電子デバイスのオフセットチャージ安定性

〇瘧師 貴幸¹、浅井 佑基¹、本庄 周作¹、福地 厚¹、有田 正志¹、高橋 庸夫¹ (1.北大院情報)

キーワード：単電子デバイス、オフセットチャージドリフト、自己組織化ナノドットアレイ

金属系単電子デバイス(Single-Electron Device: SED)は、高温動作が可能な低消費電力・高機能性を有する集積デバイスとして期待されている。その一方で、ドット周辺のオフセットチャージ移動に伴う電流振動ピークの連続的シフト(OCD)という課題が報告されている。しかし、その報告例はAl-Al₂O₃系についてのみである。本研究ではFe-MgF₂系のOCD評価を行い、マルチドットSEDにおいてもOCDの評価が可能であることを示すと共に、安定した動作が期待できることを明らかにした。