2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.4 有機EL・トランジスタ

[19a-Z18-1~12] 12.4 有機EL・トランジスタ

2021年3月19日(金) 09:00 〜 12:15 Z18 (Z18)

丸本 一弘(筑波大)、中山 健一(阪大)

10:00 〜 10:15

[19a-Z18-5] 液晶性を利用した高速ブレードコートによる有機半導体の同時製膜パターニングを用いたトランジスタとその特性評価

〇(M2)近藤 光一郎1、半那 純一1、飯野 裕明1 (1.東工大未来研)

キーワード:液晶性有機半導体、パターニング、ブレードコート

有機半導体製膜における溶液プロセスとして,ブレードコートを用いた同時製膜パターニングは,作製される半導体膜の均一性と高速製膜の両立が難しい。報告例では製膜速度が数 mm/minに過ぎず,実用化は困難である。本研究では,液晶性有機半導体が示す,自己組織化による高い配向性を利用することで,実用に近い高速のブレードコート(900mm/min)での均一パターニングに成功し,同時に近年の報告と比較して高いトランジスタ特性を得た。