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[19p-Z10-1] フォトニック結晶レーザーモノリシックアレイの空間合波系の構築
キーワード:フォトニック結晶レーザー
フォトニック結晶レーザー [1,2] は,2次元フォトニック結晶のバンド端共振効果を活用した,大面積コヒーレント半導体レーザーである.これまで,高輝度(=高出力・高ビーム品質)動作を可能とする二重格子フォトニック結晶構造を提案し,大面積(直径500µm以上)の発振領域をもつデバイスにおいて,10~100W級の高出力・高ビーム品質動作を実現している [2-4].ここで,フォトニック結晶レーザーを加工用途等に適用するためには,素子出力の更なる増大に加え,複数素子の出力を束ねる合波システムの構築も重要と言える.今回我々は,直径500µmのフォトニック結晶レーザー7素子を2次元六方格子状に配置したモノリシックアレイの合波系を構築し,空間合波のPOCに成功したので報告する.