[19p-Z14-1~18] 6.3 酸化物エレクトロニクス

[19p-Z14-1] [講演奨励賞受賞記念講演] 強磁性ペロブスカイト酸化物SrRuO₃ 高品質薄膜中でのワイルフェルミオンを示す量子伝導現象

〇瀧口 耕介^1,2、若林 勇希¹、入江 宏¹、クロッケンバーガー ヨシハル¹、大塚 琢馬³、澤田 宏³、ニコラエフ セルゲイ^4,5、ダス ヘナ^4,5、田中 雅明^2,6、谷保 芳孝¹、山本 秀樹¹ (1.NTT 物性研、2.東大工、3.NTT CS研、4.東工大フロンティア材料研、5.東工大WRHI、6.東大スピンセ)

キーワード：ペロブスカイト酸化物、トポロジカル物質、ワイル半金属

強磁性ペロブスカイト酸化物SrRuO₃は、50年以上の研究の歴史を持つ一方で、近年強磁性ワイル半金属の候補として注目を集めている。本発表では機械学習を援用した分子線エピタキシーにより得られた極めて高品質なSrRuO₃薄膜においてワイルフェルミオンの存在を示す磁気伝導現象を観測したことを報告する。また第一原理計算の結果はその実験結果をよく支持し、かつフェルミレベル付近にワイルノードの存在を示した。