2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[19p-Z14-1~18] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2021年3月19日(金) 13:30 〜 18:15 Z14 (Z14)

神吉 輝夫(阪大)

14:45 〜 15:00

[19p-Z14-6] 層状岩塩型LiNiO­2薄膜のエピタキシャル成長

矢島 達也1、相馬 拓人1、大友 明1,2 (1.東工大物質理工、2.元素戦略)

キーワード:層状岩塩型構造、LiNiO2、パルスレーザ堆積法

様々な研究がされてきた層状岩塩型LiNiO2において報告のないエピタキシャル薄膜成長をPLD法を用いて行った.薄膜成長時の加熱有無に関わらず合成直後には層状構造に起因する回折ピークが見られなかったが,大気下でのアニールにより層状構造が形成された.基板を加熱して薄膜合成した場合はポストアニールによりLi欠損を示唆するピークシフトが観察され,薄膜成長過程でのLi欠損の抑制が重要であると分かった.