2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[19p-Z17-1~17] 8.4 プラズマライフサイエンス

2021年3月19日(金) 13:30 〜 18:15 Z17 (Z17)

内田 諭(都立大)、栗田 弘史(豊橋技科大)

16:00 〜 16:15

[19p-Z17-9] 大気圧プラズマ活性化培養液によるがん細胞不活化への酸素導入の効果

薄井 雄大1、宮下 拓也2、水戸谷 理沙2、河原井 美花2、加藤 和則1,2,3、本橋 健次1,2,3 (1.東洋大院理工、2.東洋大理工、3.バイオナノエレクトロニクス研究センター)

キーワード:プラズマ活性化培養液、酸素導入、皮膚がん細胞

プラズマ活性化培養液を皮膚がん細胞と皮膚正常細胞に与え、不活化効果を調べた。その際、(A)通常大気中でのHeプラズマ照射、(B)通常大気中でのHe+O2混合プラズマ照射、(C)高濃度酸素雰囲気中でのHe+O2混合プラズマ照射を行い、三者を比較した。その結果、生存率37%の不活化に必要なプラズマ照射時間が、Aでは正常細胞とがん細胞でほぼ同じだったのに対し、BとCではがん細胞の方が正常細胞より6割以上も短くなった。