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[19p-Z26-2] 【注目講演】新規蛍光体探索のための局所構造の非類似度測定
キーワード:蛍光体、局所構造、類似度測定
ディスプレイ色域増大のため、8KTV用蛍光体として狭帯域発光を示す緑、赤色のEu2+蛍光体が求められている。効率的な新規蛍光体探索の方法の一つは、既知の蛍光体が持つ局所構造と似ている局所構造を持つ結晶構造を探すことである。似ている局所構造を抽出するためには、2つの局所構造の間の定量的な類似度を求める手法が必要である。そこで本研究では、局所構造を中心イオンと配位子からなる幾何学構造として定義し、中心イオン-配位子間距離と配位子-配位子間距離からなる原子間距離の分布として表すことで、分布間の距離であるワッサースタイン距離(W)による非類似度測定を行った。