2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.3 情報フォトニクス・画像工学

[19p-Z28-1~16] 3.3 情報フォトニクス・画像工学

2021年3月19日(金) 13:30 〜 18:00 Z28 (Z28)

信川 輝吉(NHK技研)、中村 友哉(阪大)、宇津木 健(日立)

17:15 〜 17:30

[19p-Z28-14] 偏光依存光路長制御を用いたシングルショット強度輸送方程式法による空間直行振幅変調信号光検出

〇(M1)田代 和也1、文仙 正俊2 (1.福岡大院工、2.福岡大工)

キーワード:ホログラフィックデータストレージ、強度輸送方程式、シングルショット

近年,新たな光記録媒体としてHDSが期待されており,更なる大容量記録を実現可能な空間直交振幅変調(SQAM)法が広く研究されている.我々は,強度輸送方程式(TIE)法と呼ばれる非干渉計測によって,光波の回折強度像のみからSQAM信号光の複素振幅を検出する方法について検討している.本稿では,シングルショットTIEの実現を目的とし,偏光に依存し光路差を生成する光学系と偏光子アレイ付きカメラを用いる光学システムを提案する.本提案手法において偏光依存光路長制御に用いる空間光変調器(SLM)のピクセルサイズに対するSQAM信号光検出精度を数値シミュレーションにより調査する.