[20a-B104-1~11] 12.4 有機EL・トランジスタ

△ [20a-B104-6] 層状有機半導体pTol-BTBT-C_n系における分子混合による結晶多形制御と薄膜トランジスタ特性

〇(D)二階堂 圭¹、井上 悟¹、都築 誠二¹、熊井 玲児²、荒井 俊人¹、長谷川 達生¹ (1.東大院工、2.KEK物構研)

キーワード：有機半導体、結晶構造、薄膜トランジスタ

有機薄膜トランジスタの高性能化においては有機半導体の結晶構造の制御が重要である。本研究では、同形の層状結晶構造を示す有機半導体pTol-BTBT-C₆ / -C₈ に関し、これらの混合溶液を塗布することで、高移動度の結晶相が得られることを明らかにした。これらは単成分系では1 cm²/Vs程度の移動度を示す一方、等モル比の混合系では結晶構造の変化に伴い、10 cm²/Vsに達する高移動度を実現した。