2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

21 合同セッションK「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」 » 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

[20a-B203-1~10] 21.1 合同セッションK 「ワイドギャップ酸化物半導体材料・デバイス」

2022年9月20日(火) 09:00 〜 11:45 B203 (B203)

相馬 拓人(東工大)

09:45 〜 10:00

[20a-B203-4] 溶液法IGZO-TFTのドレイン電流のオゾンによる減少と光照射による回復

〇(M2)笹島 宏青1、森本 貴明1、石井 啓介1 (1.防衛大)

キーワード:IGZO、オゾン、溶液法

大気中260~400℃の焼成温度で作製した溶液法IGZO-TFTをオン状態としたときのIDは濃度約5ppmのオゾンを暴露したとき時間とともに減少する。その減少率は焼成温度が340℃以下で大きく、340℃を超えると小さくなる傾向が見られた。焼成温度が上がるにつれてOH基によるFTIRピークとO1sXPSピークが減少傾向を示すためOH基がID減少の主因と考えられる。また、オゾンにより減少したIDは波長400nmの光照射により回復する。