2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20a-C102-1~8] 9.5 新機能材料・新物性

2022年9月20日(火) 09:45 〜 11:45 C102 (C102)

宇佐美 雄生(九工大)

10:00 〜 10:15

[20a-C102-2] 銀形水素型ゼオライトYにおけるPLの置換溶液量依存性

佐藤 大和1、冨岡 凌輔1、鳴海 旬哉1、宮永 祟史1、鈴木 裕史1 (1.弘前大院理工)

キーワード:ゼオライト、銀、溶液量

銀をゼオライトにドープした銀形ゼオライトは、加熱等の処理により強いフォトルミネッセンス(PL)を発現する[1]。この材料はレアアースを使用しないため、様々な応用が期待されている。我々はX線吸収端微細構造分析(XAFS)と赤外吸収測定(IR)を用いてPL発現機構の解明を試みてきた。その結果、加熱あるいは真空排気により銀クラスターが形成されることを確認し、またPLが観測される条件ではクラスターが崩壊していることを解明した[2]。前回の研究結果[3]から置換温度によってPLに違いはあるものの、置換温度における銀置換量に明確な依存性がないことがわかった。しかし、先行研究[4]で置換溶液量によって大きくPL強度に変化が起きることがわかった。この研究を引き継ぎ、溶液量を大きく変化させ調査した。