[20a-P01-1~5] 1.3 新技術・複合新領域

[20a-P01-3] 稲作農事暦に合わせたジャンボタニシの工学的防除対策モデルの構築および効果検証

〇柳生 義人¹、吉田 和弘²、遊佐 陽一² (1.佐世保高専、2.奈良女子大)

キーワード：ジャンボタニシ、スクミリンゴガイ、走電性

ジャンボタニシ（学名Pomacea canaliculata，標準和名 スクミリンゴガイ）は，水田作物を食害する外来種である。本貝に対する食害防除技術は，農林水産省 防除対策マニュアルで体系化されているが，未だにマンパワーに頼るところが大きく，高齢化や労働力不足に苦しむ農業生産者の負担になっている。
我々は，化学薬剤を使うことなく，ジャンボタニシの電気に対する特異な行動特性および超音波の殺傷効果を利用することで，工学的手法を用いたジャンボタニシの防除に関する研究開発に取り組んでいる。本稿では，水稲水田にてジャンボタニシの電気誘引を利用した捕集効果の確認および実用化に向けた検討を行ったので報告する。