[20a-P03-1~4] 1.5 計測技術・計測標準

[20a-P03-1] 異なる自由発展時間を用いたRamsey-CPT共鳴のライトシフト除去法

〇蒲生 宏之¹、福岡 政大¹、五箇 繁善¹ (1.東京都立大学)

キーワード：Ramsey-CPT共鳴、超小型原子時計、パルス励起

ライトシフト（以下LS）は，CPT原子時計において周波数の長期安定度を劣化させる最大の要因であり，LS抑制に向けパルス励起によるRamsey-CPT共鳴の利用が注目されている．本研究では異なる自由発展時間を利用し，LSを除去した共鳴周波数を求める手法を提案した．LSが自由発展時間に反比例する特性を利用し，漸近値から目的の共鳴周波数を推測する．本報告では，実験結果より本提案法の有効性を示す．