[20p-A101-1~16] 3.10 フォトニック構造・現象（旧3.11）

[20p-A101-14] 強束縛モデルに基づく2層2次元正方格子のバンド構造解析

〇石田 夏子¹、太田 泰友^2,3、林 文博¹、荒川 泰彦³、岩本 敏^1,3,4 (1.東大先端研、2.慶應大、3.ナノ量子機構、4.東大生研)

キーワード：2層フォトニック結晶、SSH模型、トポロジカルフォトニクス

近年, 積層構造で現れる特異なバンド構造の探究とその活用に関心が集まりつつある. 我々は, 2次元正方格子からなる様々な2層構造のバンド構造を, 強束縛モデルを用いて解析した. 有限の層間結合がある場合, AA積層では蜂の巣格子と同様に, 単一層のバンド形状が上下にシフトした構造となる. 一方, 上層をx軸, y軸に沿って半周期分平行移動して積層すると, バンド構造がAA積層とは異なる振る舞いを示すことがわかったので報告する.