2022年第83回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[20p-A106-2~13] 8.4 プラズマライフサイエンス

2022年9月20日(火) 14:00 〜 17:15 A106 (A106)

清水 鉄司(産総研)、佐々木 渉太(東北大)

14:00 〜 14:15

[20p-A106-2] 一酸化窒素ラジカル照射されたマウス胎児線維芽細胞増殖の液中距離依存性

森 康雅1、岩田 直幸2、村田 富保1、堀 勝2,3、伊藤 昌文1 (1.名城大、2.名古屋大、3.低温プラズマ科学技術センター)

キーワード:線維芽細胞、一酸化窒素、増殖促進

NO•と水との反応では寿命の異なる様々な活性酸素・窒素種(RONS)が生成される。本研究では、この寿命の違いに着目し、液体中における気液界面から細胞までの深さの関数として、細胞の増殖促進を調べた。その結果、液中距離が1.0 mmのときに最も増殖促進し、未照射サンプルと比較して12.2%の増殖促進効果が得られた。このことから、NO•あるいは短寿命RONSが細胞に影響を与えていると推測できる。